質問箱

うつ病になると統合失調症になってしまうことがある?

【質問No4】

30代女性です。1年半前からうつ状態になり、近くのクリニックを受診したところうつ病と診断されパキシルという抗うつ薬を処方されました。その後、徐々に抑うつ症状が改善したので自己判断で薬を飲むのをやめました。

その半年後の今年の2月頃に仕事も忙しくなり、再度気持ちの落ち込みが強くなり通院を再開しました。前回と同様にパキシルが始まりました。

しかし、症状は最初の時よりも重く気持ちの落ち込みも前回より強く、不眠や外にも出られなくなり死にたい思いも出てきてしまいました。

その後、少し抑うつ気分は改善したものの不安感や寂しい気持ちは続き、無感情や不眠ではなく寝過ぎてしまうなど空虚感のような症状に変わってきました。

インターネットなどを見ると統合失調症の陰性症状といった症状に近いように感じました。

うつ病から統合失調症に移行したのではないかと不安です。うつ病が統合失調症になることはあるのでしょうか?

大きな病院で検査などの客観的なデータでこれを診断してもらうことはできるのでしょうか?

【回答】

まず結論から言うと、うつ病から統合失調症に移行することは基本的にはありません。全く別の病気でうつ病になったからと言って統合失調症になりやすくなるといった報告は見たことがありません。ただ、実は最初うつ病であったと診断された症状が統合失調症の陰性症状を見ていたという可能性はあります。

また、現時点では残念ながら客観的な検査(血液検査や脳画像検査等)でこれらの精神疾患を診断することはできません。専門の医師が診察を行い診断しますが、これらの診断は時間経過を見ながらではないと判断が困難な場合も少なくありません。

また、うつ病においてその症状が時間経過とともに変化していくことは珍しくありません。

特に発症初期は不眠や食欲低下が主な症状であった方が時間経過とともに過眠、過食、倦怠感といった症状に変化していくことはよく見られます。

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