雑感

身体が痛い?うつ病の症状かも

こんにちは!

頭が痛い、、、

頭が重い、、、

肩、首筋がこる、、、

背中、腰が痛い、、、

治らないからだの痛み、
ありませんか?

慢性的に続く痛みで受診され、
お話を伺ううちに
うつ病だったということは珍しくありません。

症状が長く続いているのに検査をしても異常がなく、

抑うつ気分や興味または喜びの喪失などの“こころの症状”とともに

からだの重さや痛みがあらわれている場合、

うつ病にともなう「からだの痛み」かもしれませんよ。

 

からだの痛みでなにが起きる?

痛みはストレスや心理的要因に大きく影響を受け、
日常生活に支障をきたします。

痛みがあるというだけでツラさ100倍ですよね、、、

そのまま我慢していると

慢性的な痛みが長期に続く

不安やうつが強くなる

うつ状態からうつ病を合併

生活の質(QOL)が低下

こんな負のスパイラルに陥ります。

うつ病を伴うと、
痛みに対してより敏感になり、
痛みは強く感じられます。

また、
症状として痛みが表面に出てくるため、
うつ病の症状である
憂うつ気分や意欲の低下などが目立たずに、
うつ病がしばしば見逃されてしまうことも。

 

うつ病とからだの痛みの関連性は?

うつ病では、
セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミン
といった神経伝達物質の量が
減少したり、働きが低下してくることで、
さまざまなうつ病の症状があらわれるのではないかといわれています。

そして、
セロトニンやノルアドレナリンには、
痛みを抑える働きがあるとも考えられています。

そのため、
これらの神経伝達物質が不足した状態になるうつ病では、
「からだの痛み」が抑えにくくなっているのではないかとされています。

 

治療法はあるの?

慢性疼痛の原因や発症の仕方についてはまだ原因不明ですが、
治療法は少しずつ明らかになってきています。
現在では、
抗うつ薬(SNRIなど)の薬物療法や神経ブロック、
精神療法、
生活指導などが組み合わされて行われています。

治療目標は
症状の軽減と痛みのコントロール、
痛みを持ちながらも生活の質を高めることです。
最近では、
抗うつ薬が痛みの軽減に効果があることもわかってきており、
しばしば用いられています。

からだの痛みもうつ病の症状だということを知っていただき
診察の際にぜひ伝えていただけたらと思います。

心の痛みもからだの痛みも治療していきましょう!

明日が良い日でありますように!

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