質問箱

精神科でうつ病だと嘘を言ってもばれませんか?

【質問No6】

34歳女性です。今、仕事が嫌で休みたいと思っています。でも辞める勇気もなく、できれば病欠のような形にしたいです。自分自身今は何か症状があるわけではないのですが、精神科に行ってうつ病の症状を言えば診断書をすぐに書いてもらえますか?それとも嘘を言っていることが病院には簡単にわかってしまうのでしょうか?

【回答】

基本的に精神科の診察は患者さんの訴えをもとに判断します。そのため嘘をつかれてしまうと正確な判断ができなくなってしまうので嘘を言うことは絶対にやめて欲しいと思います。基本的には患者さんの言うことを信頼して日々診察しています。本当に症状が出現してから受診して頂けたらと思います。

また嘘かどうかわかるかについては多くの場合はわかってしまいます。

例えばストレスでうつになったという場合でも「気持ちが落ち込む」以外にも様々な症状が出現します。そして症状の出現順もある程度は似ている場合が多いです。

もちろん個人差もありますし、うつ病は多様であるので様々なパターンがあるのですが、診察時の頭の仲では大体どういうパターンかという点を念頭に置いています。よく見かける例を以下にひとつ示します。

その症状ですが、

(1)抑うつ、過呼吸といった不安状態(気持ちが落ち込み、涙が勝手に出てきたり、動悸・呼吸が速くなったりするといった状態)

(2)記憶障害、視覚認知障害(うっかりと財布や鍵の置き場を忘れたり、駐車した車の位置を忘れたりといった状態)

(3)睡眠随伴症といった意識のない行動(夜中、意識なくお菓子を食べてしまっていたり、夜寝ぼけて歩いたりするといった状態)

(4)幻聴、幻視(ふっと黒い人影がみえたり、自分の名前が呼ばれているのではと思ったりしてしまう状態)

以上のような順序で出現する事がよくあります。

こういった形でうつ症状といってもその随伴症状や出現順序、元々の病前性格など様々な要素が複雑に絡み合っているので、嘘をついた場合は直接患者さんには言いませんがなんとなく医者側も「あーこの人は少しあやしいかもしれないな」と思いながら診察をしていることがあります。

また、すぐに診断書を書いてもらえるかについてですが、これは病院やクリニック にもよりますが、基本的には最初の診察時には診断書は書かず環境調整や薬物治療などを行い改善しないか経過をみます。その中で仕事などの休養以外は対策が困難だと思った際に診断書を書く場合が多いです。

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