質問箱

うつ病や統合失調症は検査でわかる?

【質問No9】

うつ病や統合失調症やボーダーラインといった精神科の病気はMRIやCT、脳波、採血などの検査で診断がつくんですか?

【回答】

これは精神科をしているとよく聞かれる質問のひとつです。

正直なところ脳のMRIやCT、脳波などの検査によってうつ病や双極性障害(躁鬱病)、統合失調症、パーソナリティ障害、ADHDなどは今の時点では全然わからないといっていいと思います。

 「○○の検査でうつ病が診断できる」という話は基本的には存在しないので、このような広告があってもあまり信用しなくていいと思います。

では、どうやって診断しているかというと医師の主観に基づいています。DSMやICDというチェックリストのようなものがあり、それを医師は勉強してその診断基準に基づいて診断するのだが、これらチェックリストにはかなり行間を読まなくてはいけない部分もあり、結局のところ医師の主観にある程度は頼らざるを得ない状況です。

そのため、例えば統合失調症という診断については精神科医の間でも一致しない場合が多いです。数年たってみてやはりあれは統合失調症だったのか、いや違ったのかもしれないといった話は精神科医の間でもよくあることです。

また、よく聞く話の中で、うつ病にはセロトニンやノルエピネフリンが、、とか、統合失調症はドパミンが、、といった話もよく聞くと思います。

これらについても実のところ細かいところまではわかっていない。おそらくそれらの物質は何らかの形でうつ病や統合失調症に関わっているのであろうが具体的にどのような形で病気のメカニズムについて関わっているのかわかっていません。

精神科はまだまだわからないだらけです。

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