質問箱

精神科では病名告知はしない?

【質問No11】

40代女性です。精神科に数年かかっており入院もしたことがあります。

しかし、統合失調症かもしれないと言われたことはありますが、自分の病名をはっきりと聞いたことがなく不安です。一度主治医にもさりげなく病名を聞いたことがありますがにごされてしまいました。他にも通院している友達に聞いたところきちんと病名を伝えられていない人も何人かいました。精神科では病名を伝えないことはよくあることでしょうか?

【回答】

医師による病名の告知は重みをもちます。例えば精神科ではないが、15年の調査でがんの診断を受けた患者は自殺と心疾患による死のリスクがあがることがわかっています。

そのため、どのように告知するかは大切な問題であると思います。がんのみではなく精神科の告知においても重要な課題となっています。

特に統合失調症の場合だと完治は難しい場合が多く、なおかつ診断も非常に難しいと言えます。それゆえ簡単に診断をつげることも大きな問題です。

統合失調症であると告知することはがんに近い、ひとによってはそれ以上に衝撃を与えることになります。

というのも統合失調症の多くは完治が難しく徐々に認知機能の低下が起こってしまったり、服薬を一生に近く続けないといけなかったりする。遺伝の影響もあり若い人だと結婚や子供を産むことへも影響が出てくるかもしれません。

がんの場合などは病理結果などで診断がはっきりとわかる場合が多いですが、精神疾患の場合は確立された検査がほとんどなく経過をみながら医師の問診などを元に診断することが普通です。

統合失調症の場合は幻聴や幻覚がほとんどない場合もあり、また、統合失調症以外の病気でも幻聴や幻覚が出る場合もあるので診断は一筋縄ではいきません。

ですので、むしろ一回の診察で簡単に診断をつける医師の方が危ないかもしれず、じっくりと経過をみて診断をつけていくことが多いかもしれません

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